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カートリッジ仕掛けの万年筆



 さて前回のぼくは万年筆を紛失するも、これはちやんと新しい万年筆を買へといふ啓示に違ひないと感じ再び文房具店に向つたのだつた。いやいや向つたのだつた、つて、何やねん。これ一体誰に向けて何のために書いてんですか。とてもむなしいが、しかしこれは所詮チラシの裏だからよいのだ、よいのだ、と自分に言ひ聞かせてゐる。かなしみですね。

 再び文房具店に.....と言つても、前回インクを買つたお店はショッピングセンターの一角にある文具店だつたが、今回は地元の駅から徒歩数分の所にあるオンボロの文房具屋さんに足を運んだ。おそらくこの飛騨のクソ田舎では最も大きな文具店なのではないかな。基本的な文房具や事務用品はもちろん、油絵具に漫画用品、プリンタのインク、模造紙に洗剤に将棋盤に果てはちり紙や使へなくなつたまま放置された大昔の用途不明な家電やらなんやら、売物もさうでないのもとにかくいろんなものが店内に雑然と広がつてゐる。創業は戦後すぐとのことで、お店の雰囲気は昭和から絶え間なく時を積み重ねてきて今に至つてゐる感じだ。なんだこの激寒レポートは。
 
 入つて早速筆記具のコーナーでいろいろ万年筆を物色してみたが、カートリッジ式しか無い。困つたな。もう壜入りのインクを買つてしまつてゐるのだから勿体無さがある。そこで店員さんに「え~とさうですね...カートリッジ式ぢやなくて......スポイト機構のある...コンバータ型の.....つて言ふんですかね....一寸旧式に近い感じ.....」と訊いてみたらウン万しさうな万年筆がディスプレーされてゐるショーウィンドーに案内されてしまつた。一寸ガラスにホコリが被つてゐるのもまたこの店の味はひである。わざわざ鍵を開けてもらつていろいろ見せて頂いたのだが、「こんな感じで高いのしか無いもんで~(飛騨弁)」と言はれたのでお礼を言つて終了。ほんならカートリッジ式でも仕方ねえかと購入したのがこ↑れ↓

プラチナ萬年筆 プレジール万年筆 中字 ブラック PGB1000#1-3プラチナ萬年筆 プレジール万年筆 中字 ブラック PGB1000#1-3
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プラチナ万年筆

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 断じてアフィではございませんぞ。このシリーズはいろんな色で出てゐてしかもリーズナブル、よいですねえ。それで今回は黒の中字を購入しました。付属のカートリッジの説明通りペン先パーツに「イッキに」差し込むとプチュッと言つて毛細管の部分にインクが流れ始める。しばらく経つてからノートに万年筆を走らせると実に滑らか。この万年筆も安物だが、最初に手に入れたのよりははるかによい。なんか悪く言つてるみたいだが、僕みたいな今まで鉛筆でガリガリノートを取つてゐた純朴ノンケ少年があっさり万年筆ユーザーになつてしまつたのだから、サークルさんの策略は大成功と云へませう。

 これ以降、毎日万年筆でチェコ語例文や英詩の写経をしたり、ギリシア文字の練習をしたり、日本語の訳文を書いたりしてゐる。とにかくただ何か書くだけで楽しいですね。偶然にもこれに先立つてアルファベットを筆記体で書くと云ふことを始めてゐたのだが、万年筆で書くことで遥かにそれらしくなつて気持ちがいい。

 いやあ、良さだ。万年筆は良いぞ。OCです。まだ書くことがある気がするけど、今日はここまでににしときますぅ。それでは、みなさん、さいなら~。
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