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安からう、悪か...???

とかいふタイトルで記事を書かうとしてゐたやうである、半年以上前の自分は。久々にFC2のブログ管理ページを眺めてゐたら未投稿の下書きとして保存されてゐた。何の事かと前回投稿した時から記憶を辿つてみると、チェコへ初めてのサマー・スクールに参加した後、「研究」と称して古今の深夜アニメ作品を来る日も来る日もそれこそ狂つたやうに観続け、後期の授業が始ると更にサボり癖が加速し、普段は温厚なチェコ人テイティブから「テメエ次休んだら単位やらねえからな」と最後通牒を突きつけられ、こりや一寸やべえなと週2回ある会話の授業はなんとか毎回出られるやうになつたものの、1年の頃から落し続けてきた必修単位の不足には目を覆ふばかり、薄々気づいてはゐた「留年」といふ現実がやうやく実感せられるやうになつたのであつた。この頃から僕は関東村跡地の何もない荒野にブチ建てられたお洒落一辺倒大学の目の前に居を構へ市の中心部へ行くにも電車を乗り継いで30分以上掛かるやうな生活に嫌気が差し、猥雑としつつも便利な京王線沿線への転居を真剣に考へるやうになる。年が明けてしばらくすると流石に実家にも留年がバれ、怒り狂つて即日上京してきた母親と共に、ゴミ屋敷清掃業者も入れつつ泣きながら悲願の引つ越しを終へた。新居は京王線特急停車駅から徒歩3分の好立地でありながら家賃はでら安く、通学に30分も要すやうになつた。まあしかし学校といふのは多少離れてゐた方が通ふやうになるもんなんだよな。春になつて飛騨へ帰省すると、すぐさま家族・親族への大謝罪大会。色んな人に色んな言葉をかけられ、ああ自分は人様の金で大学行かして貰つてんだなと、今更痛感したのである。ああつれえつれえ、ウサ晴らしに中古ショップでも行くかと、まだ雪の残る街へ繰り出して見つけたのがこのカメラ。



KONICAのC35くんですね。1964年発売のコンパクトカメラ。「ジャーニーコニカ」の名で親しまれ、カメラがますます大衆化するのに一役買つたらしい。写真ぢや分り辛いかもわからんが、ズボンのポケットに突つ込んで歩けるほどの小ささ。これでハーフでなくフルサイズの35mmで撮れるのはすごいね。絞りと露出はフルオートなので自分で弄ることは出来ないけれど、ピントを合せて何も考へずシャッターを押すだけなのでこつちの方が楽でいい。シャッターを半押しすればシャッタースピードを固定出来るし、バルブもセルフタイマーも付いてゐる。よつぽど特殊な撮影でない限り、これさへあれば十分なんぢやないか。1964年といふと、ニコンが初めて露出オートのカメラ「Nikomat EL」を出す8年前である。ウィキペディアくんによると世界初の実用的なEEカメラが出たのが1960年らしいので、その4年後に出たカメラが未だに使へるといふのはやはりその、すごくすごいのだと思ふ。

で更にすごいのが、コニカミノルタのサイトにアフターサービスのページがあるのだけど、そこでこのカメラの説明書がPDFでダウンロード出来るのだ。リンクはこ↑こ↓
http://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/support/manual/ls/other-ls.html
当時の説明書をスキャンしてその画像をそのままPDF化したのかと思ひきや、ご丁寧に文章の部分がテキスト化してある。カメラ・フイルム事業から撤退して幾星霜、まだ過去の製品のこと忘れんであげとるんやな...と思ひきや、普通にコニカミノルタは未だにレンズだのカメラ用レンズキットなんか作つてるし、上に挙げたページはケンコー・トキナーの「コニカミノルタ製品アフターサービス」ページだつた。そもそもケンコーとトキナーつて合併してたのかよ...そして「Tokina」は「トキナー」と伸ばすのか...何だか今までの認識が全部引つくり返つてしまつた。

で気になる写りはといふと、



う~ん、普通に問題ないですね。チェコはブルノの自由広場なんですが、古風な建物にマクドナルドが入つてゐるのが風情がある。

で、これが地元の中古ショップで買つたら1500円。安からう、悪からう、ではないこともあるらしい。この中古ショップ、一見ゴミしか置いてゐないのだけど、たまにかうしてクソ安掘り出し物くんが発掘されるので、帰省するたびに通ひつめてゐる。そのへんについては、また次回書かうと思ふ。

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